飲食店がカード決済を導入するメリット・デメリット〜導入のコツも〜


クレジットカードの利用者数は年々増加しています。そのため、飲食店でもカード決済を導入するところが増え、有名店や大手チェーンなどでは逆にカード決済できない店舗が珍しくなってきているのです。導入を考えているけれど、どのように導入すればいいのか分からない店舗も多いと思います。

そこで、本記事では、飲食店がカード決済を導入するメリットやデメリットなどを含めて、導入のポイントを解説しましょう。

  1. 飲食店がカード決済を導入するメリット
  2. 飲食店がカード決済を導入するデメリット
  3. 飲食店がカード決済を導入する方法
  4. 飲食店がカード決済を導入する際の注意点
  5. 飲食店のカード決済に関してよくある質問

この記事を読むことで、飲食店がカード決済を導入する方法やコツが分かります。悩んでいる方はぜひチェックしてください。

1.飲食店がカード決済を導入するメリット

まずは、飲食店がカード決済を導入するメリットを紹介します。

1-1.外国からのゲストを迎えるために必要

2020年に開催される東京オリンピックに向けて、あらゆるサービスが諸外国からのゲストを迎えるためにカード決済を導入しています。カード決済を導入するメリットは、他国通貨への対応が可能になることです。海外から来日する多くの人々は、クレジットカードを使用します。日本円はあくまでローカル通貨の1つなので、店舗での支払いに不便が生じる恐れがあるのです。クレジットカード決済を導入しておけば、外国の人々もいざというときに安心して食事を楽しむことができます。現金払いに不安を持つ他国ゲストを引き寄せる効果も期待できるのです。

1-2.客単価が高い層を取り込める

クレジットカード決済は、客単価が高い層を取り込めるメリットもあります。特に、富裕層は一流ホテルに併設された高級レストランで食事をしたり、現金を持ち歩かなかったりするケースが多いのです。また、飲食店で高額になった場合、クレジットカード決済を行う人がほとんどでしょう。現金を持ち合わせていなかったときにも、クレジットカード決済なら安心して支払うことができます。集客力がアップするだけでなく、客単価がアップするのはクレジットカード決済ならではの大きなメリットです。

1-3.カード決済がお店選びの要素になっている

近年の消費者によるお店選びの傾向として、クレジットカード決済が導入されているかを重視する方が増えてきました。政府がキャッシュレス化を推進していることもあり、少しずつ現金を持ち歩かない人が増えているのです。そのため、クレジットカード決済が導入されているかを基準に飲食店を選ぶケースが多くなり、導入のメリットが高まっています。また、手持ちの現金に左右されない点から、お店を利用しやすいという点もメリットの1つです。

2.飲食店がカード決済を導入するデメリット

では、飲食店がカード決済を導入するデメリットは何があるのでしょうか。

2-1.4~5%の手数料がかかる

飲食店がカード決済を導入する大きなデメリットとしては、クレジットカードで支払われた分に手数料がかかるという点があります。店舗の種類によって手数料は異なりますが、飲食店の場合は約4~5%の手数料がかかるでしょう。たとえば、1,000円の食事をした場合、40~50円が手数料としてかかることになるのです。金額が大きくなるほど手数料も高くなります。ただし、売り上げを上げるための販促費用として考えれば、デメリットよりも導入するメリットのほうが大きいと言えるでしょう。

2-2.初期費用や月額の固定費用がかかる

カード決済を導入する際の初期費用や、月額の固定費用がかかるという点もデメリットの1つです。特に、個人経営で初期費用とランニングコストに頭を抱えている方が多いのではないでしょうか。また、カードで支払われた分の入金が翌日以降になるため、資金繰りが心配なところもあります。ただし、最近は導入のハードルが低くなっているので安心してください。小規模店舗や個人経営にとってはハードルが高いものでしたが、スマホでクレジットカード決済を行うサービスなどさまざまな広がりを見せています。また、国からの助成金も出ているのです。

2-3.審査が厳しくて通過できない

クレジットカードを導入するためには、カード会社の審査に通過しなければなりません。審査が厳しい・なかなか通らないという点がカード決済導入のデメリットでもあります。特に、安定した収益を得ることができない個人経営や小規模店舗などは審査が厳しめです。けれども、前述したように、少しずつ導入のハードルが低くなってきています。審査に対しても従来よりは通りやすくなっていると言えるでしょう。

3.飲食店がカード決済を導入する方法

ここでは、飲食店がカード決済を導入する方法とポイントを解説します。

3-1.カード会社と直接契約する

一般的な導入方法としては、カード会社と直接契約する方法があります。VISA・MasterCard・JCB・アメックス・ダイナースなどさまざまなカード会社と直接契約を交わすことで店舗で決済ができるようになる仕組みです。ただし、カードブランド1社1社と直接契約しなければならないため、時間と手間がかかります。また、それぞれ手数料の引き落とし日や決済金額の入金日が異なるので、売り上げの管理がしにくいという点もデメリットです。

3-2.決済代行会社との契約がおすすめ

日本の店舗で最も多い導入方法が、決済代行会社と契約する方法です。従来はカード1社1社と直接契約する方法が一般的でしたが、決済代行会社と契約すれば一気に複数のカード会社と契約を交わすことができます。決済代行会社1社との契約でカードブランド会社すべてと契約できるのは大きなメリットと言えるでしょう。また、クレジットカード決済導入手続きを全面バックアップしてくれる・決済システム導入時の開発費用や工数を削減できるというメリットもあります。面倒な手続きもすべて決済代行会社が引き受けてくれるのです。

3-3.最近普及しているスマホ決済

最近、カード決済の導入方法として普及しているのがスマホ決済です。スマホ決済の最大手と言えば、楽天PayやAirPay、Coineyなどがあります。ほとんどの人が持っているスマホで決済できるため、これから普及されるだろうと考えられているのです。スマホ決済の主な方法は、以下の2つがあります。

  • カード決済端末をスマホやタブレットに挿入しクレジットカードを読み取り決済する
  • 店舗側の決済用QRコードをスマホが読み取り決済する

手数料は約3%前後なのでカード決済の中では最も安価になります。さらに導入コストも安いので、導入する店舗が増えているのです。

4.飲食店がカード決済を導入する際の注意点

ここでは、飲食店がカード決済を導入する際の注意点を紹介します。

4-1.いくつかの決済サービスを比較する

クレジットカード決済サービスを行っている企業はさまざまです。特に、決済代行会社はそれぞれ決済端末代金などの初期費用や決済手数料が異なるため、複数のサービスを比較して選んでください。しっかりと各社を比較した上で、最も条件が合う会社を選ぶのがポイントです。ただし、あまりにも手数料や初期費用が安すぎる決済代行会社は安易に契約しないほうがいいでしょう。セキュリティーがきちんとなっていない・サービスの決済手順を説明してくれないなどのトラブルに発展する恐れがあります。

4-2.従業員に対するオペレーションを指導する

クレジットカード決済を初めて導入する場合、従業員に対するオペレーションを指導する必要があります。導入すれば終わりというわけではないので注意してください。オペレーションをきちんと指導しておかなければ、顧客のセキュリティーがクレジットカードから流出してしまう恐れがあります。利用するサービスの決済手順をしっかり確認するようにしましょう。スムーズな接客をするためには、ロールプレイングを行うことをおすすめします。

4-3.何のためにカード決済を導入するのか目的を明確にする

飲食店の中には「とりあえずカード決済を導入すればいい」と思っているところがありますが、目的がハッキリしなければ失敗を招く恐れがあります。何のためにカード決済を導入するのか、目的を考えてみてください。たとえば、集客のため、売り上げアップのためなどさまざまな目的があると思います。カード決済導入の目的がハッキリすることで、その店舗に適したカード決済が導入できるようになるのです。

4-4.決済手数料に注意する

飲食店に限らずカード決済の導入で注意しておきたいのは、決済手数料です。決済手数料は、決済金額の○%と記載されていることが多く、できるだけ低く設定している業者を選ぶのがポイントとなります。決済手数料が低いければ低いほど、カード決済にかかる費用を抑えることができるのです。また、決済手数料と同じく月額最低手数料や月次管理料にも注目してください。月額最低手数料・月次管理料は固定費・維持費になるので、月々の支払いに大きな影響を及ぼすことになります。決済手数料と併せて手数料関連はしっかり確認することが大切です。

5.飲食店のカード決済に関してよくある質問

飲食店のカード決済に関する質問を5つピックアップしてみました。

Q.モバイル決済のメリットは?
A.スマホやタブレット端末がクレジットカードの役割を果たしてくれるので、ライブやイベントなど屋外の会場でも環境があれば決済が可能です。また、ポータブルCAT端末など高価なハードは必要ありません。明細もその場で発行できるので、顧客側にとっても安心して使うことができます。セキュリティー面で不安になる方はいますが、国際基準である「PCIDSS」への完全準拠が認められた決済システムを利用している決済代行会社なら安心です。

Q.国からの助成金支給とは?
A.2020年の東京オリンピック開催を控え、日本ではインバウンド対応力強化対策を行っています。その1つがクレジットカード決済端末や電子マネーなど、現金を使わない決済機器の導入支援です。東京都では、飲食店と宿泊施設を対象に補助対象経費の2分の1以内の補助金を支給しています。助成金を利用するためには申請が必要なので注意してください。

Q.できるだけ手数料を抑えるコツは?
A.決済手数料が安価な決済代行会社を選ぶことです。たとえば、決済代行ドットコムの場合は、店舗型カード決済を利用すると決済手数料が3.5%~となっています。業界最安決済手数料となっているのはもちろんのこと、月次管理料やカスタマイズ料などの手数料が無料です。具体的な手数料に関しては、ホームページを確認してください。無料相談も受けつけているので、何かしらの疑問点がある方は問い合わせてみてはいかがでしょうか。

Q.決済代行会社との契約で気をつけておきたいポイントは?
A.飲食店のカード決済導入に詳しいか、導入実績があるか確認することです。導入実績があるところほど、迅速かつ丁寧な説明をしてくれるので初めてカード決済を導入する方も安心できるでしょう。また、現在カード決済サービスを利用している場合はコストダウン診断を行うことで、月々カード決済にかかっている費用の見直しができます。実際に、コストダウン診断を行い月々8万円以上のコストダウンに成功した店舗もあるのです。

Q.導入までの主な流れは?
A.参考として、決済代行ドットコムの導入の流れを、以下にピックアップしてみました。

  1. 電話またはホームページのフォームから問い合わせする
  2. 業種・要望を踏まえた上でプランを提案→契約書を受け取る
  3. 必要書類を準備し送付した後に審査を行う
  4. 指定口座へ入金確認後、CAT端末を受け取る
  5. 電話での連絡後、指定業者にて端末を設置する

まとめ

飲食店がカード決済を導入する大きなメリットは、リピート客や利用客が増えることです。年々、カード決済で食事をするケースが増えており、今ではほとんどの店舗がカード決済を導入しています。特に、宴会や飲み会などでは人数が増えるほど金額も大きくなるため、カード決済が当たり前になっているのです。だからこそ、需要に合わせて決済方法を幅広くすることが売り上げにもつながります。さまざまな導入方法があるため、いくつか比較しながら店舗に合った方法を選びましょう。


クレジットカード決済代行サービス 「決済代行ドットコム」